ファンタジースプリングスと蓮の花のはなし

ファンタジースプリングス

もうすぐファンタジースプリングス開業ですね!

僕はファンタジースプリングスのプレビュー行きたかったのですが、スポンサーのキャンペーンは全然当たらなかったので、結局お金の力(プレビューバケパ)で解決しました。

ところでファンタジースプリングスとファンタジースプリングスホテルって、明らかに蓮(ハス)の花をシンボルにしていますよね。

例えば、ホテル入り口の看板にたくさんの蓮の花が入っていたり↓

ホテル正面に大きな蓮の花の紋章があったり↓

ホテル壁面に蓮の花のモチーフが描かれていたり↓

これ以外にも、ファンスプ関連のものでは至る所で蓮の花のシンボルを見ることができると思います。

今回は、この蓮の花の意味と、同様によく見られる蝶やトンボのシンボルの意味についても考えてみましょう。

蓮の花の意味

蓮の花は、水中から茎を伸ばして水上に花を咲かせる水生植物で、湖や池、そして泉とは強い関連があります。

水辺に生息する水生植物は他にもたくさんありますが、その中でも蓮の花は、花びらの色合いが特に鮮やかだったり、花びらの重なり方が綺麗に生える性質もあって、水生植物の中でも一段と美しい花であるといえるでしょう。

そしてご存知の通り、ファンタジースプリングスは「魔法の泉」がテーマです。
そう考えると、蓮の花は、泉というテーマにはぴったりなモチーフなのではないでしょうか。

(c)www.tokyodisneyresort.jp

また蓮の花は、アジア圏の文化、特に日本では重要な意味合いを持つことが多く、例えば仏像が蓮の花に座っているものなどをよく見かけます。

蓮の花がモチーフに選ばれたのは、泉というテーマとの相性はもちろんですが、それに加えて日本文化に寄り添った背景があるのかもしれませんね。

蝶とトンボのモチーフ

ファンタジースプリングスの代表的なモチーフは間違いなく蓮の花ですが、ファンタジースプリングスホテルに注目すると、「蝶」と「トンボ」も重要なモチーフになっていそうです。

例えばこのホテルの看板には、4匹の蝶と、1匹のトンボが見受けられます。

こっちの小さい方の看板にも2匹の蝶と1匹のトンボがいますね。

この他にも、ファンタジースプリングスホテルの内装には蝶やトンボのモチーフが至る所で確認されています。

蝶の意味

ファンタジースプリングスホテル内では、例えば蝶の形の照明があったり、部屋の扉に描かれた部屋番号表示が蝶の形だったりと、蝶のモチーフが数多く確認されており、どうやら蝶も重要なモチーフになっていると思われます。

蝶と蓮の花の関係を考えてみると、蝶と蓮の花はよくセットで登場するイメージが強く、実際に自然界でも蝶が蓮の花の上に留まっている様子はよく見られます。

蝶は昆虫の中でも人気が特に強く、さまざまな物語に登場するので、蓮の花に縁のある昆虫の中から蝶が選ばれたのは腑に落ちます。

余談ですが、蓮の花には蜜がないらしいので、なぜ蝶が蓮の花に引き寄せられるのか不思議なのですが、もしかしたら蓮の花の香りや色合いに引き寄せられているのかもしれませんね。

トンボの意味

一方で、トンボも蓮の花に縁のある昆虫の一つです。

トンボは水辺に生息していることが多いので、蓮の花の近くを飛んでいることが多く、蓮の花の上に留まって休憩している光景もよく見受けられます。

蓮の花との関係だけではなく、後述しますがトンボは日本では昔から縁起の良い昆虫と考えられているようで、蓮の花と同様に日本文化に寄り添った背景があるのかもしれませんね。

ちなみにミッキーさんとミニーさんのファンタジースプリングス衣装にもトンボのブローチがついています。

トンボとグランドシャトーの関係

ファンタジースプリングスホテルでは、特に価格帯が高いグランドシャトーのモチーフとしてトンボが選ばれているように思えます。

例えばファンタジーシャトーのパジャマが蝶の模様であるのに対し、グランドシャトーのパジャマはトンボらしいです。

他にもグランドシャトーの宿泊者しか利用できないレストラン「ラ・リベリュール」は、フランス語で「トンボ」を意味しています。

(c)www.tokyodisneyresort.jp

このように、トンボはファンタジースプリングスホテル全体というより、明らかにグランドシャトー専用のモチーフとなっているっぽいですよね。

トンボの意味を考えてみたんですが、トンボはフランスでは幸運の象徴と考えられているそうです。
また日本では、トンボは前にしか飛べず後ろに下がらないことから「勝ち虫」と呼ばれ、昔から縁起の良い昆虫と考えられているようです。

こういった意味合いから、特に価格帯の高いグランドシャトーのモチーフとして選ばれたのかもしれません。

これを前提に先ほどのホテルの看板を見直してみると、トンボは1匹に対して、蝶は複数匹いました。これはグランドシャトー(トンボ)の部屋数がファンタジーシャトーのそれよりもずっと少ないことを意味しているのかもしれませんね。

蓮の花はホテルの比喩?

最後に、これは完全に妄言ですが、蝶やトンボが蓮の花によく留まって羽根を休めていることを考えると、
蓮の花→休憩場所→ホテル
と連想することができます。

「泉の中に浮かぶ蓮の花」は、「ファンタジースプリングスという魔法の泉の中に佇むホテル」を比喩しているのかもしれません。

そうだとすると、蝶やトンボは我々ゲストのことを表しているのかもしれませんね。

コメント

  1. 遊々自適 より:

    初コメ失礼します
    ミラコスタ通り入口のデコレーションを見ると、モチーフは蓮の花のみで蝶々やトンボは描かれていないため、記事最後の考察「虫が花に止まって休む様子をホテルという休憩施設のイメージと重ねている」は、まさにその通りなのかなと個人的に思いました!

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