前に紹介した「ベースステーション奥の掲示板」のプロップス紹介 第二弾です。
今回はこの「ヴォルケイニア島の地図」の内容を解説していきます。
地図のタイトルには「VULCANIA(ヴォルケイニア島)」と書かれています。
「ミステリアスアイランド」というのは あだ名 で、正式名称は「ヴォルケイニア島」というのです。
それではここに書かれた文章を読み解いていきましょう。
ネモ船長のお言葉
この偉大な海は我々が探索すべき世界なのだ。
たまにかっこいい格言を残してくれるネモ船長ですが、ここにもそんなかっこいいお言葉が書かれていました。
ネモ船長は本当に海を愛する人物で、この言葉からも彼の心情が伝わってきます。
この他にも、ミステリアスアイランド内にはネモ船長が海を褒めちぎる言葉が数々残されています。
水門の意外な役割
我々は、カルデラへの水の流れを制御するために広大な門を建てた。
ミステリアスアイランドには水門が設置されているのは有名ですよね。
これは外部からの侵入者を防ぐ役割を担っているのではないかと過去の記事で考察しましたが、どうやら最も重要な役割は、ミステリアスアイランドのカルデラ湖に流れ込む海水の制御にあったようです!
これは新発見ですね。
たしかに、外の海の環境によってカルデラ湖の水位がいちいち変わってしまっては、たまったものではありませんよね。
アルバトロス号について初言及!
この素晴らしい着陸ポートは、私のアルバトロス号の停泊場として機能している。
なんと、「アルバトロス号」という単語が出てきました!
ミステリアスアイランドにアルバトロス号が存在することは、様々なプロップスでほのめかされていましたが、明確に「アルバトロス号」という名前が登場したのは、私が知る限りこれが初です!
今までは「アルバトロス号は多分存在するけど確証がない」だったのに対し、
この記述により「アルバトロス号は存在する! ドン!」となったわけです。
しかも既に実用段階まで完成していて乗り回してるみたいですね。
また、この着陸ポートがアルバトロス号のためのものだという話も、実は今まで確証がないものでした。
公式ブログやキャストさんによって語られてはいた「準公式ストーリー」だったわけですが、ミステリアスアイランド内にはそれを説明したプロップスは今まで見つかっていなかったんですね。
今回はそれらの裏付けがやっと取られたわけです!
アルバトロス号について過去に解説した記事はこちら。
二つのプロムナード
ウェスト・プロムナードは、私の潜水艦ノーチラス号とその修理施設へと続いています。
イースト・プロムナードは、ヴォルケイニア食堂と探査用潜水艇のクレーンへ続いています。
「promenade(プロムナード)」とは、フランス語で「散歩道、遊歩道」を意味する言葉です。
日本語でもそのままカタカナ英語で「プロムナード」と呼ばれることが多いです。
ノーチラスギフトがあるあたりが「ウェスト・プロムナード」、海底二万マイルのあるあたりが「イースト・プロムナード」なんですね。
ミステリアスアイランドはヴォルケイニアレストラン側が北にあたるので、ノーチラルギフトのある西側が「ウェスト・プロムナード」、海底二万マイルがある東側が「イースト・プロムナード」に当たるんですね。
ディズニーシー各所の道には名前がついていることが多いですが、ミステリアスアイランドの道にも名前があるとは知りませんでした!
新発見ですね。
未知の領域
このトンネルは、未探検の未知の領域へと続く。
うーん、これちょっと解釈悩みますね…
普通に考えたら「このトンネル」っていうのは、このメディテレーニアンハーバーへと続くトンネルのことです。
メディテレーニアンハーバーのことを「未知の領域」と示唆しているのでしょうか?
いや、それはあまりにもディズニーシーから見たメタ視点過ぎます。
ミステリアスアイランドのストーリー的にはここにトンネルなんかないですし、あるとしてもその先には海があるだけですからね。
一方で、ミステリアスアイランドのストーリーに当てはめることもできます。
ミステリアスアイランドの視点から見ると、「未知の領域」は、おそらくミステリアスアイランドの東側に広がる海域のことを指しています。
この海域は我々がアトラクション 海底2万マイルで探索する先であり、まだ謎が多い海域です。
となると、「このトンネル」というのは、海底2万マイルで我々が小型潜水艇に乗って出発していく、小さな海底トンネルのことを指していると思われます。
海底農園の絵にはその様子が描かれています。
センターオブジアースのトンネル
このトンネルは我々の地底探検の開始地点へと続いている。
「地底探検の開始地点」とは、もちろんこのセンターオブジアースの入り口のことですよね↓
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