センター・オブ・ジ・アースには「生物研究室」と呼ばれるラボがあります。
ここではネモ船長が地底から持ち帰ったものに関する研究が行われています。
ネモ船長が書いたこのレポートには、この生物研究室についての詳しい解説が記されています。
読んでみましょう。
まず1文目。
地底の驚異は、深海で発見した驚異に唯一匹敵するものだ。
一見あり得ないように思えるが、地底には植物や動物といった多くの生物が生息しており、どれも人類がいまだ見たことのないようなものばかりである。
ネモ 5月12日
2文目。
この高圧室は、地底深くの高圧な大気圧を再現することができる。
このようにして人工的に地底の環境を作り出さなければ、地底の珍しい植物や動物の科学的な実験を行うことができない。
地底は地上よりも気圧が高く、深度が深いほど気圧は高くなっていきます。
地底のものを研究するには、地底と同じ環境を作り出さなければなりません。
よって研究室内も地底に合わせ、気圧を高くできるんですね。
次は研究室の図解。
- 空気調整システムに接続
- 通気口
- 強化ガラス
- 耐高圧の枠組み構造
- 空気密閉ドア
- 保温のための銅製の二重壁
- 減圧用の通気口
通気口
ここから空気をいれて室内の気圧を上げていきます。
空気密閉ドア
空気を外に漏らさないようにしっかり密閉できるドア。
減圧用の通気口
実験が終了して部屋を出ようとなったとき、いきなりドアを開けたら中の気圧でドアが吹っ飛んでしまいます。その前にこの通気口から少しずつ空気を抜いていきます。
耐高圧の枠組み構造&強化ガラス
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