ミステリアスアイランドにおける貴重な食糧源の1つが海藻(海草)です。
ネモ船長は海底に生える海草を効率よく収穫するために、「海草収穫機」を開発しました。
今回はこの装置について、海底2万マイルのキューラインに飾られた図を使って詳しく解説していきます。
仕様
高さ:3.05m
長さ:6.70m
幅:5.49m
重量:457kg
注油について
効率の良い収穫のためには、収穫機にしっかりと注油がされている必要がある。
海草収穫機の使用前には毎回しっかりと注油し、備品記録表に正しく記録すること。
※注油:機械に油を注して動きを滑らかにすること
機能と操作法
海草収穫機の機能と操作法の詳細
潜水艇に付けられた固定具に正しく接続すれば、海草収穫機は数百エーカーもの面積を簡単に収穫することができる。
この秘密は、熟練した運転手が潜水艇の運転手と直観的な意思疎通を行うことができる点にある。
ダイビングクルーが海底で指示と監視を行い、両方の運転手を手助けする。
書かれている通り、この収穫機は自力では動きません。
収穫機の長い棒(牽引棒)を小型潜水艇の後ろの固定具に接続し、小型潜水艇に牽引、つまり引っぱってもらって進むのです。
収穫機の運転手と潜水艇の運転手は、ダイビングクルーによって外から指示を受けながら作業を行います。
水中なのでハンドサインとかで指示を出しているのでしょう。
FRONT VIEW(正面から見た図)
刃が海草を切り取る。
ネットがその切り取られた海草を上へ運び、上にある巻き取り機で海草を巻き取り収納する。
書かれている通りなんですが、
1. 海草を切断
2. ネットで上に運ぶ
3. 巻き取って回収
の3段作業で収穫していくみたいですね。
TOP VIEW(真上から見た図)
巻き取り機クラッチ
海草を回収しておくための巻き取り機はタイヤと連結しており、タイヤの動力をもらって回転します。
クラッチを入れている間はタイヤの動力が巻き取り機に伝わり、クラッチを切っている間は動力は伝わらなくなる、という仕組みになっているものだと思われます。
切り取りガイドレール
進行方向の海草を刃へと誘導するためのもの。
SIDE VIEW(真横から見た図)
巻き取り機の可動域は45°、牽引棒の可動域は55°です。
また、海底ですから起伏が激しい道も多いでしょう。
衝撃を吸収するためのバネが付いているので、そんな道を進むときでも収穫機が破損するのを防ぐことができます。
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