ネモニウムとは結局何なのか？金属？電磁波？海草？

次は、ディズニーシーファンたちの間ではもはや共通認識になりつつある、このコイルがネモニウムだという事実について検証していきましょう。

ネモニウムと言えばこれを思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか？

その通りです。

実は意外なことに、このコイルがネモニウムだと示す資料は何もありません。

そう決めつけるのはまだ早いですよ。

次の写真をご覧ください。

先ほどから何度も登場しているドリルマシンに関するボードの１項目ですね。
この記述から、ドリルマシンの内部でネモニウム製のインダクタが使用されていることがわかります。

インダクタとは、導線をぐるぐる巻いた素子のことです。一般的に「コイル」と呼ばれるものです。

電気系統あると思いますよ。例えば操作室内を照らす照明は絶対必要でしょうし、もしかしたら地底を照らすライトが削岩機自体に取り付けられているかもしれません。

コイルはそういった照明周辺の電気系統に使用されているのではないでしょうか。

今回の記事の趣旨とはずれちゃうので、ドリルマシンについて深く考えるのはまた今度にしておきましょう。

そうなのです。ネモニウムをコイルとしても使用している事実があるならば、これらの電灯のコイルがネモニウム製である可能性は高くなります。

ただ先ほども言いましたが、確証はないですよ。

「この電灯についてるコイルはネモニウム製です！」って書いてる資料はどこにもないのです。ですから「そういう可能性があるだけ」と考えておきましょう。

コイルがネモニウム製であるかどうかは置いといて、そもそもなぜ照明にコイルがついているのか考えてみましょう。

それが有力ですよね。私もそれで辻褄が合うように思います。

軽く説明していきましょう。

ミステリアスアイランドの電灯には、有線電灯と無線電灯の２種類があると考える人が多く、僕もそのように考えています。

これが本当だとすると、電磁誘導という現象を利用していると考えられます。

オウムガイくん中学校通ってたんですね。

電磁誘導を簡単に説明すると、「コイルの周りで磁力を変化させるとコイルに電流が流れる現象」のことです。

これとは逆に、「コイルに電流を流すことで磁力が発生する」という現象もあります。

そんなに難しく考えなくても大丈夫です。
要するに、コイルを経由すればワイヤレスに電力を伝えることができるのです。

スマホを台に置くだけで充電できる「ワイヤレス充電」とかも、この仕組みを利用しているんですよ。

ただ現在のところこの技術は、スマホのワイアレス充電のように極めて近距離でないと不可能です。

もしこの「無線電灯の設定」が事実なら、そんなすごい技術を実現しているネモ船長には改めて感服させられますね。

もしあのコイルが本当にネモニウムだとしたら、なぜネモニウムを使うのでしょう？

それはあり得ますね。確かにコイルの材質によって送電効率は変わります。ネモニウムはその効率が良い材質なのかもしれません。

確かに、わざわざ鉄とか調達するよりは楽そうですね。

さっきの無線送電の話に関連して、「ネモニウムが空中を伝搬して電灯に送られる」といった類の話もよく聞きます。

そうですね。もしかしたら、先ほどの「コイルを使った無線送電の話」から発展して広まった噂なのかもしれません。

以上、ネモニウムの正体について考えたことをまとめますと、